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代表
それぞれの“軌跡”の輝き
2019.08.17
ソーシャルスクールつなぐ代表の森本です。
8月6日・7日、『2019年度第1回高等学校卒業程度認定試験』が行われた。
当スクールからは二人の塾生が受験!
それぞれの誇りと名誉をかけた素晴らしい頑張りだった!
模範解答ではいずれも高得点合格。本当によくやった!
9月早々の公式合格発表を静かに待とう。
ちなみに、『高等学校卒業程度認定試験』とは、
「様々な理由で、高等学校を卒業できなかった者等の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験」である。
毎年度夏と秋の計2回、全国47都道府県内施設等を会場に文部科学省が実施する。
この少子化の時代に毎年度2万人以上が受験する。
合格者には大学・短大・専門学校の受験資格が与えられ、また高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定されることで就職や資格試験等に活用することができる。ちなみに受験者の年齢は10代~20代が最も多く、全体のおよそ7割を占める。
今回受験にトライした当スクールの塾生二人は、ともに中学2年途中から不登校。
以来10年以上のひきこもり歴。現在20代半ばの好青年である。
ついこのあいだまで、電車もバスも乗れず、買物もできず、
家族以外の人とはほとんど顔も合わせず、言葉も交わせなかった二人が、
長いブランクのある教科学習をコツコツと重ねながら、
単独で電車・バスに乗る練習を重ね、自信をつけ、試験会場の下見も繰り返し行なってきた。
さきの試験日も、これまで練習してきたとおり堂々とした足取りで試験会場に到着し、
他の受験生でいっぱいの教室の席に凛と座り受験に臨むことができた。
その結果は冒頭に書いたとおり、見事、日頃の学習成果を発揮した!
これまで二人がそれぞれに体験してきた苦しみ、痛み、葛藤、焦燥、悲しみの軌跡は今、キラキラと美しく輝いている。
誇りと名誉をかけた二人の懸命のトライの過程に寄り添うことができたことは、ただただ感謝しかない。
O君、Y君、本当にありがとう!
この先に見える目標にも、臆せず、恐れず、怯まず、堂々とトライしていこう‼